有名な書家であり、詩人の相田みつをさんの初出版の本です。
心に響く詩集です。
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読んだきっかけ
高校生の頃から大好きで、でもそのときはなかなか購入することが出来ず。
時を経て、最近悩み多き自分、ふと手に取っていました。
そして心にじんわり響く。
ささくれだっていた心が、それで大丈夫だよ。
十分頑張っているよと。暖かく包み込まれていくのを感じました。
独特の書により、いくつもの詩集が描かれております。
こんな人におすすめ
- 人生を強く生きたい人
- 自分に自信がない人
- なんか悩んでいる人
- 誰かに励ましてもらいたい人
- 長文ではなくサクッと読みたい人
今の私の心に響いた詩
いのちの根
なみだをこらえて
かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて
じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが
ふかくなり
いのちの根が
ふかくなるにんげんだもの
相田みつを
文化出版社
愚痴
ぐちをこぼしたって
いいがな
弱音を吐いたって
いいがな
人間だもの
たまには涙を
みせたって
いいがな
生きているんだ
ものにんげんだもの
相田みつを
文化出版社
人っていろんなときがある
さきほどの2つの詩。
片方は愚痴を言わずにといい、
一方は愚痴をはいたっていいという。
人ってそういう生き物だと思うんです。
色々な気持ちの中で揺れ動く。
そして、この詩集はどんなときも受け入れてくれ、勇気を与えてくれます。
それが力強く、またユーモラスな書で描かれています。
うーん、パソコンのワードでは伝わらない暖かさ。
他にもたくさん前向きな詩もあります
今の私は嵐の中なんですかね。(笑)
高校生の頃は違う詩が心に響いていました。
もっと明るい詩です。
年代や、心の状況は一人一人違う。
同じ日はなく日々移り変わる物。
そしてその時その時、心に深く響く言葉がきっとある。
そんな詩集です。
私も時を経てまた読んだときには、違う詩が心に響くんでしょうね。
おわりに
嬉しいとき、悲しいとき、悩んでいるとき、そんなときに読んで
優しい気持ちにしてくれる
勇気を与えてくれる一冊です。
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